通所介護(デイサービス)の内容とポイント 前編(定義と内容)

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デイサービス おやつ

介護サービスの種類」という記事では介護サービスの種類を説明させていただきました。

それでは、それぞれの介護サービスの内容とポイントを説明していきます。

それぞれの介護サービスの内容とポイント、第11回目は「通所介護」です。

通所介護というと、ちょっと聞きなれないかもしれませんが、通所介護はいわゆるデイサービスのことです。

通所介護、簡単に説明すると?

通所介護は、老人デイサービスセンターなどで提供される、入浴、排泄、食事などの介護、そのほかの日常生活を送るうえで必要となるサービス及び機能訓練をいいます。

【参考:厚生労働省 介護保険の解説 -サービス編 

これを簡単に説明すると、

デイサービスとは、食事や入浴などの日常生活上の支援や、機能訓練などのサービスを日帰りで利用できる介護サービスのことです。

通所介護
分類居宅サービス
分類都道府県
監督・指導要支援1以上(介護予防)
要介護1以上
利用する場所施設
別名デイサービス

具体的な内容は?

目的

通所介護は、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、

  • 自宅にこもりきりの利用者の孤立感の解消
  • 心身機能の維持
  • 家族の介護の負担軽減 など

を目的として実施します。

サービスの内容

利用者が通所介護の施設(デイサービスセンターなど)に通い、施設では、以下に挙げたサービスを中心に提供します。

  • 食事や入浴などの日常生活上の支援
  • 生活機能向上のための機能訓練
  • 口腔機能向上サービス など

1日の流れ

私が働いていたのはあ、定員が10名の小規模のデイサービスでした。

今回は定員が10名の小規模デイサービスを例に1日の流れを説明していきます。

  1. 迎え
  2. バイタル測定(体温や血圧の測定)
  3. レク・体操・入浴
  4. 昼食
  5. 口腔ケア
  6. 昼寝
  7. レク・体操・入浴
  8. おやつ
  9. 送り

迎え・送り

デイサービスの大きな特徴とも言える送迎の時間の基本は、どこもだいたい同じくらいです。

  • 朝に利用者の自宅に送迎車に乗った職員がお迎えに伺います。(9〜10時前後)
  • 日が沈む頃、職員は送迎車で利用者を自宅までお送りします。(16〜17時前後)

レク・体操・入浴

その日に入浴を希望されている方は職員の介助・見守りのもと入浴します。入浴以外の方は職員の指導のもと体操やレクリエーションをしていきます。

昼寝

起きているのも疲れるといった方が以外に多く、人気があったのが昼寝の時間でした。

おやつ

デイサービスのおやつは全介護サービスの中でも一押しイベントの一つです。

というのも、おやつの時間に利用者と何かを一緒に作る機会が多く、介護職員によってはパンナコッタやムースケーキ、パンケーキからワッフル、クッキーやぼた餅など、クオリティーが高いものも作ったりします。

もちろん有料老人ホームや特別養護老人ホームなどでもそういったイベントはあるのですが、デイサービスではそういったイベントが比べ物にならないほど多くあります。

お泊まりデイ

デイサービスは、「デイ」とつくように日帰りのサービスが基本なのですが、事業所によっては昼間は介護保険が利用できるデイサービスとして営業し、夜は自費でのお泊まりもさせてくれるというお泊まりデイと言われるデイサービスも多く存在しています。

そういったお泊まりデイサービスの1日の流れとしては、夕方までは日帰りのデイサービスと同じで、夕方以降は

  1. 夕食
  2. 口腔ケア
  3. 就寝
  4. 起床

となっています。

 補足

もちろんですが、デイ、お泊まりデイを利用している間は、その方にあったタイミング(希望時)か定められた時間(定時)で排泄介助をを行っていきます。

その対象と利用するためには?

通所リハビリテーションを利用するには以下の条件をすべて満たしている必要があります。

  1. 居宅で生活を送る
  2. 要支援1以上か、要介護1以上の方

居宅とは?

上記の 1. 居宅で生活を送る の「居宅」とは一体何を指しているのでしょうか?

居宅(ここでいう「居宅」には、自宅のほか軽費老人ホームや有料老人ホームなどの居室も含みます)で生活を送る、「要介護」と認定された人です。

つまり、介護を要するための施設ではなく、自立した生活のための部屋ということで、集合住宅的なものも自宅と同様に居宅とされています。

要支援と要介護の違い

サービスの内容の違い

介護予防通所介護では、生活機能を向上させるための「共通的サービス」に加え、「選択的サービス」を受けることができます。

予防通所介護

ここで気になるのが、選択的サービスの生活機能向上グループ活動ではないでしょうか?

この生活機能向上グループ活動とは、共通の課題を有する複数の利用者からなるグループに対し、生活機能の向上を目的とした日常生活上の支援のための活動です。

例えば、女性利用者5名のグループを作り、メニューを決め、買い物から調理までをする活動などを計画的に行うことなどです。

サービスの費用の違い

要介護の方を対象とした通所介護では、

  • 事業所の規模や所要時間によって費用が設定されている
  • 設定されているのはサービス1回について

要支援の方を対象とした介護予防通所介護では、

  • 選択的サービスか、生活機能向上グループ活動の選択で費用が変わる
  • 設定されているのはサービス1ヶ月について

つまり、要介護であれば 利用回数×基本サービス料 、要支援であれば利用回数にかかわらず 基本サービス料 が一ヶ月のサービス利用料となります。

通所介護の利用料の目安

要介護の方の利用料の目安

以下の表が1単位を10円とし計算したサービス1回あたりの利用者負担額(1割)の目安になります。

通所介護(小規模) 利用料の目安
要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
3時間〜5時間426円488円552円614円678円
5時間〜7時間641円757円874円990円1,107円
7時間〜9時間735円868円1,006円1,144円1,281円

【参考:平成27年4月1日施行 厚生労働省 通所介護費

要支援の方の利用料の目安

以下の表が1単位を10円とし計算したサービス1ヶ月あたりの利用者負担額(1割)の目安になります。

共通的サービス

  • 要支援1:1,647円
  • 要支援2:3,377円

選択的サービス

  • 運動器機能向上 :225円
  • 栄養改善    :150円
  • 口腔機能向上  :150円
  • 生活機能向上グループ活動:100円

予防通所介護

【参考:厚生労働省 通所介護 利用者負担

※注意

要介護・要支援ともに1単位を10円とした目安ですので、詳しくは市町村・東京都では23区の特別区の窓口までお問い合わせ下さい。

また、小規模の通所介護費となります。

通常規模の金額は【厚生労働省 通所介護 利用者負担】をご覧ください。

続く

通所介護の内容とポイントは情報量が多く、長々とした読み辛いものになってしまったので、前編と後編に分けさせていただきました。

前編では定義と内容を、後編ではメリットとデメリット、そしてポイントを説明させていただきます。

それでは通所介護の内容とポイント 後編(長短所とポイント)をご覧ください

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kumo

他も見てみたいという気持ちから特養、有料、ショート、デイ、訪問入浴で働いてきました。 特養では介護職として、デイサービスでは立ち上げから運営、そして現在は都内の施設で現場もこなす生活相談員として働いています。 自分の家族介護と介護士としての介護の経験が少しでも介護に悩む方の力になれたらと願っています。
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