後々でのトラブルは避けたい「送迎中の事故への対応」

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デイサービスやショートステイ、老健などといった通所・短期系の介護サービスなどでは、毎日のように利用者の送迎が行われています。

大きな施設となれば、送迎担当に送迎を任せ、介護士は添乗員として同乗するかたちをとっていますが、小さなデイサービスなどでは、売上に占める給与費の割合が高いため、「いくら安全といえども職員二人での対応というのは厳しい」というのが実際のところではないでしょうか?

今回の記事では、送迎中や乗降時の事故についてを、対応・賠償・アイディアの3つの視点から説明させていただきます。

送迎に関わる事故について

事故への対応

送迎に関わる事故への対応は主に2つです。
ひとつは交通事故であり、もうひとつは利用者の急な状態の変化です。

交通事故の場合

運転手・添乗員は
  1. 利用者の様態・怪我の状態を確認し、救急の処置ができるのであれば行う。
  2. 110番で警察を呼ぶ。
    後々で症状が出るような部位であったり、目につく外傷があるようであれば、119番で救急車を呼ぶ。
  3. 自分が働いている事業所へ、事故の報告をする。
事業所は
  1. 運転手の状況を伺い、必要であれば事故現場へ職員を派遣する。
  2. 同乗していた利用者の家族・ケアマネ・行政へと連絡を入れる。
ポイント
  • まずは、事故車両を道路の脇などの安全な場所へ動かすといった誘発事故につながらないための安全確保が大切です。
  • 同情しているのは高齢者のため、念のため警察よりも先に救急車を呼ぶほうが、後々でのトラブルは明らかに避けられます。
  • 加害者がいるようであれば、加害者の身元を交換しておくとともに、事故起きた状況をスマートフォンなどで記録・撮影しておくことも重要です。
  • 加害者がいるようであれば、加害者との事故状況の確認も「交通事故」では大切なことです。
  • 責任者は施設に待機し、家族や運転手等からの連絡の基点となるほうがスムーズですが、事故の状況によっては、責任者自らが事故現場に立ち会うことで適切な報告・対応ができます。

そして、間違えても示談はしないことが肝心です。

利用者急変の場合

利用者の急な様態の変化に対しては、警察ではなく救急車となりますが、状況によっては近隣の医療機関に搬送することにもなりかねないため、

  • 近隣の病院の位置と連絡先
  • 利用者の家族の連絡先

を把握しておくことが望ましいといえます。

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賠償や保険

送迎の乗降時の事故については、車両の本来の使用法や機能が抱えた危険性が引き起こした事故でなければ、基本的には自動車保険の対象外であり、介護サービス事業所側の注意義務違反となります。

【参考:デイサービス送迎事故、自動車保険の適用認めず

最悪の場合、損害賠償ともなりかねないので、事業所側の研修などの事前の対応やマニュアル作りといったことは必須です。

アイディア

送迎・便利・事故といったことで思いつくのは、やはりドライブレコーダーですが、日商エレクトロニクスの「安全送迎くん」はご存じですか?

安全送迎くんは、

  • 現在車両位置情報
  • ドライブレコーダー機能
  • 車両ごとの運転実績(走行ルート、走行距離、出発時刻・地点、到着時刻・地点など)
  • イベント発生時の緊急メール通知
  • 運転日報/月報/年報を自動作成

スマホからでもパソコンからでもインターネットに接続できる環境があれば、ポータルサイトにアクセスするだけで全ての保有車両の状況を把握することができます。

とにかく何から何まで送迎のために作られた機械なんです。

安全送迎くんのお問い合わせはこちらから

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まとめ

私は仕事での交通事故は経験ありませんが、同僚は事故を起こしてしまいました。
最初は大したことなかったようですが、後々で大事になってしまったので、

  1. 警察・救急車を呼ぶこと
  2. 記録をすること
  3. 報告は正確に伝えること

という3つは、「しっかりとしたほうが良い」ということは間違いありません。

また、タクシーとの接触事故はかなり気をつけたほうが良いですよ。
これについてはあまり言及しませんが、かなり気をつけたほうが良いのは間違いありません。

安全送迎くん」、とても便利ですよね。
私も発見した時には、「なんて便利なんだ」と驚いてしまいましたが、私が今まで働いていた事業所ではドライブレコーダーも無縁だったので、「安全送迎くん」の価格すらわからないのです。。

ですが、ドライブレコーダーで送迎のコースを記録出来るだけで、小さなデイサービスなどはかなり助かるのではないでしょうか?
ただ、小さなデイサービスなどで「安全送迎くん」の導入はよほど懐に余裕がなければ現実的には厳しいですよね。

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kumo

他も見てみたいという気持ちから特養、有料、ショート、デイ、訪問入浴で働いてきました。 特養では介護職として、デイサービスでは立ち上げから運営、そして現在は都内の施設で現場もこなす生活相談員として働いています。 自分の家族介護と介護士としての介護の経験が少しでも介護に悩む方の力になれたらと願っています。
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