短期入所生活介護(ショートステイ)の内容とポイント 前編(定義と内容と利用料)

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ショートステイ 荷物

介護サービスの種類」という記事では介護サービスの種類を説明させていただきました。

それでは、それぞれの介護サービスの内容とポイントを説明していきます。

それぞれの介護サービスの内容とポイント、第12回目は「短期入所生活介護の内容とポイント」です。

短期入所生活介護、いわゆるショートステイです。

私はデイサービスの前まではショートステイで生活相談員をしていました。

短期入所生活介護、簡単に説明すると?

特別養護老人ホームなどの施設で短期間、生活してもらい、その施設で行われる、入浴、排泄、食事などの介護、そのほかの日常生活を送るうえで必要となるサービス及び機能訓練をいいます。

【参考:介護保険の解説 -サービス編 

これを簡単に説明すると、

短期入所生活介護はその名の通り、施設にて短期間宿泊し、そこで入浴、排泄、食事などの介護サービスを受けるというものです。

短期入所生活介護
分類居宅サービス
監督・指導都道府県
対象要支護1以上(介護予防)
要介護1以上
利用する場所施設
別名ショートステイ

では、ここからは短期入所生活介護をショートステイとして説明させていただきます。

その対象と利用するためには?

ショートステイを利用するには以下の条件をすべて満たしている必要があります。

  1. 居宅で生活を送る
  2. 要支援1以上か、要介護1以上の方

さらにショートステイでは、以下のどれかに当てはまっていることが条件とされています。

  • 利用者の心身の状況や病状が悪い場合
  • 家族(介護者)の疾病、冠婚葬祭、出張
  • 家族(介護者)の身体的・精神的負担の軽減 など

居宅とは?

上記の 居宅で生活を送る の「居宅」とは一体何を指しているのでしょうか?

居宅(ここでいう「居宅」には、自宅のほか軽費老人ホームや有料老人ホームなどの居室も含みます)で生活を送る、「要介護」と認定された人です。

【参考:介護保険の解説 -サービス編 

つまり、介護を要するための施設ではなく、自立した生活のための部屋ということで、集合住宅的なものも自宅と同様に居宅とされています。

具体的な内容は

目的

利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、自宅にこもりきりの利用者の孤立感の解消や心身機能の維持回復だけでなく、家族の介護の負担軽減などを目的として実施します。

サービスの特徴

サービスの内容としては、食事・入浴・排泄・機能訓練はもちろんのことですが、ショートステイは宿泊をする場所なので、送迎と起床就寝介助が加わるなど日常生活上の支援の幅が少し広いというのが特徴です。

そしてもう一つ、ショートステイはデイサービスと特別養護老人ホームの中間に位置しているような存在であり、居宅で生活を送る方を対象としているので、介護度にそこまでの偏りがないということが大きな特徴です。

入所から退所までの流れ

迎え

利用者のご自宅に職員が車でお伺いし、利用者を乗せてショートステイ先の施設に向かいます。

* ショートステイの施設によって、施設がある同じ地域でないと送迎ができないということもあります。その場合はご家族での送迎、もしくは送迎車を手配していただくことになります。

入所

宿泊となるとどこの施設でも基本的には荷物チェックと呼ばれるものがあります。

荷物チェックとは、その利用者がどんな物をいくつ持ってきたのかというのを記入し確認するためのものです

入所時に記入し、退所時に確認することで紛失や忘れ物といったトラブルを予防します。

また、内服薬や塗布薬・目薬などを自宅に忘れてきていないか、シュートステイ期間に相当する数は持ってきているか、ということも同時に確認します。

1日の流れ

1日の流れはどこの施設も基本的なところは似ています。

  •   7:00 起床
  •   8:00 朝食
  • 10:00 体操・レクリエーション
  • 12;00 昼食
  • 14:00 体操・レクリエーション
  • 15:00 おやつ
  • 18:00 夕食
  • 20:00 就寝

これはあくまで目安となる時間です。

この1日の流れの中に、その利用者のタイミングなどに合わせて排泄・入浴・機能訓練などが加わります。

退所

ここでまた荷物チェックがあります。

退所時の時間帯は慌ただしいということもあり、退所時の荷物チェックは基本的に夜間の間に行われることがほとんどですが、手持ちのバッグや口腔ケアセットなどは利用者が退所ギリギリまで利用することも多く、そういったものを忘れていないかというのを確認します。

送り

利用者を乗せた車で利用者のご自宅まで職員がお送りします。

* ショートステイの施設によって、施設がある同じ地域でないと送迎ができないということもあります。その場合はご家族での送迎、もしくは送迎車を手配していただくことになります。

短期入所生活介護の利用料の目安

介護サービスの中には、要支援と要介護で利用料金の考え方が違うものがありますが、ショートステイは要介護の認定を受けた方も、要支援の認定を受けた方も1日単位で計算していくことになります。

要介護1~5の認定を受けた方

短期入所生活介護 利用者負担額の目安
併設型・多床室の場合
要介護1599円
要介護2666円
要介護3734円
要介護4801円
要介護5866円

【参考:厚生労働省 どんなサービスがあるの?

要支援1・2の認定を受けた方

短期入所生活介護 利用者負担額の目安
併設型・多床室の場合要支援1438円
要支援2539円

【参考:厚生労働省 どんなサービスがあるの?

* 注意 *

  • 要介護・要支援ともに1単位を10円とした目安ですので、詳しくは市町村・東京都では23区の特別区の窓口までお問い合わせ下さい。
  • 併設型の他に単独型、多床室の他に個室の設定もあります。ユニット型の設定もあります。
  • 日常生活費(食費・滞在費・理美容代など)などは、別途負担する必要があります。
  • サービス費用は、施設の形態、居室の種類、職員の配置などによって異なります。
  • 併設型の他に単独型、多床室の他に個室の設定もあります。ユニット型の設定もあります。

続く

今回もまたちょっと長い文章になってしまったので二つに分けさせていただきます。

記事「短期入所生活介護の内容とポイント 後編(長短所とポイント)」をご覧ください。

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kumo

他も見てみたいという気持ちから特養、有料、ショート、デイ、訪問入浴で働いてきました。 特養では介護職として、デイサービスでは立ち上げから運営、そして現在は都内の施設で現場もこなす生活相談員として働いています。 自分の家族介護と介護士としての介護の経験が少しでも介護に悩む方の力になれたらと願っています。
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