短期入所療養介護の内容とポイント

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短期入所療養介護

介護サービスの種類」という記事では介護サービスの種類を説明させていただきました。

それでは、それぞれの介護サービスの内容とポイントを説明していきます。

それぞれの介護サービスの内容とポイント、第14回目は「短期入所療養介護」です。

短期入所療養介護と短期入所生活介護はどちらもショートステイと呼ばれていますが、その内容は大きく違いますので、そこを含めて説明させていただきます。

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短期入所療養介護、簡単に説明すると?

介護老人保健施設などの施設で短期間、生活してもらい、その施設で行われる、看護、医学的な管理の必要となる介護や機能訓練、そのほかに必要となる医療、日常生活上のサービスをいいます。

【参考:介護保険の解説 -サービス編 

これを簡単に説明すると、

短期入所療養介護は、介護老人保健施設や医療機関などの施設に短期間宿泊し、日常生活上の世話や、医療、看護、機能訓練などを提供する介護サービスです。

短期入所療養介護
分類居宅サービス
監督・指導都道府県
対象要支護1以上(介護予防)
要介護1以上
利用する場所施設
別名ショートステイ

短期入所療養介護の実施状況

短期入所療養介護は、介護老人保健施設や病院・診療所の療養病床等の空床を利用して行われ ています。

短期入所療養介護が実施されている施設類型

  • 介護老人保健施設
  • 療養病床を有する病院若しくは診療所
  • 診療所

【参考:短期入所療養介護の報酬・基準について(案)

ここで大きく3つの施設類型に分けましたが、短期入所療養介護の83.7%は介護老人保健施設で実施されているということが公表されています。

つまり、短期入所療養介護のほとんどは介護老人保健施設で行われているということなのです。

ですので、ここからは介護老人保健施設の短期入所療養介護ということで説明させていただきます。

具体的な内容は?

目的

短期入所療養介護は、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、療養生活の質の向上及び家族の介護の負担軽減などを目的としています。

特徴

短期入所療養介護の特徴として、医療機関や介護老人保健施設医療、看護、機能訓練などのサービスを提供するということが挙げられます。

この医療的観点での治療や療養、看護という点が短期入所生活介護と大きく違う点なのです。

サービスの内容

介護老人保健施設の人員基準を見ることで、サービスの内容がより分かりやすくなると思います。(ここでは主なサービスに係る人員基準のみの説明させていただきます。)

人員基準

介護老人保健施設の人員基準

  • 医師
  • 看護師、准看護師
  • 介護職員
  • 理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士

具体的な内容

日常生活の介助

  • 入浴
  • 排泄
  • 食事
  • レクリエーション
  • 健康管理
  • 機能回復訓練
  • 介護相談・助言

人員基準からもわかるように医療的観点のもと、リハビリの専門員や看護師、そして介護士から上記の日常生活の介助などのサービスを受けます。

ここで気になるのが、介護相談・助言というところだと思います。

これは自宅での療養生活を送る上での、支援相談員や理学療法士等による介護相談やアドバイスなどです。

その対象と利用するためには?

短期入所療養介護を利用するには以下の条件をすべて満たしている必要があります。

  1. 居宅で生活を送る
  2. 要支援1以上か、要介護1以上の方

居宅とは?

上記の 居宅で生活を送る の「居宅」とは一体何を指しているのでしょうか?

居宅(ここでいう「居宅」には、自宅のほか軽費老人ホームや有料老人ホームなどの居室も含みます)で生活を送る、「要介護」と認定された人です。

【参考:介護保険の解説 -サービス編 

つまり、介護を要するための施設ではなく、自立した生活のための部屋ということで、集合住宅的なものも自宅と同様に居宅とされています。

利用料の目安

それでは、平成27年4月1日に施行された、短期入所療養介護の利用者負担額を見ていきたいと思います。

短期入所療養介護の利用者1割負担額の目安
従来型個室多床室ユニット型
要介護1750円823円829円
要介護2795円871円874円
要介護3856円932円936円
要介護4908円983円989円
要介護5959円1036円1040円

【参考:厚生労働省 短期入所療養介護費

  • 従来型個室とは、定員が1名の居室です。
  • 多床室とは、定員2名以上の居室です。
  • ユニット型とは、食事などができる共同スペースと個室で構成されているものです。

* 注意 *

  • 上記は事業所が介護老人保健施設の場合での金額の目安となります。
  • 要介護・要支援ともに1単位を10円とした目安ですので、詳しくは市町村・東京都では23区の特別区の窓口までお問い合わせ下さい。
  • 日常生活費(食費・滞在費・理美容代など)などは、別途負担する必要があります。
  • サービス費用は、施設の形態、居室の種類、職員の配置などによって異なります。

送迎に関して

通常の送迎の実施地域は、客観的にその区域が特定されるものとすること。

【参考:東京都福祉保健局

お住まいの地域によって、またその施設によっても送迎は変わってきますので、詳しくはご利用予定の短期入所療養介護を実施されている施設までお問い合わせください。

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kumo

他も見てみたいという気持ちから特養、有料、ショート、デイ、訪問入浴で働いてきました。 特養では介護職として、デイサービスでは立ち上げから運営、そして現在は都内の施設で現場もこなす生活相談員として働いています。 自分の家族介護と介護士としての介護の経験が少しでも介護に悩む方の力になれたらと願っています。
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