介護ロボットの現在と未来「どこまで進歩したのか見てみたい!」

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昨今、介護の人材不足を解消する大きな一手として期待されている「介護ロボット」ですが、実際のところ、「介護ロボット」に少し以上の抵抗感があるという方も少なくはないのではないでしょうか?

大きな施設や先進的な施設などでは、移乗などの介助を機械的に行っているところも最近では増えてきていると思われます。
有料老人ホーム等では、排泄・食事・水分といった細かな記録が必要なものを機械的に行い、ペーパーレスを早い段階で導入し、職員にかかる「無駄な手間」を大幅に削減しているところも聞かれるようになりました。

8年ほど前に私が働いていた特別養護老人ホームでは、重たい利用者の移乗などをリフトを使って行い、清拭はボタンを押すと必要な枚数分出てくる機械を導入していました。

介助を機械化することには大いに賛成の方も多くいると思われますが、「介護ロボット」となると少々の抵抗が出てくるのではないでしょうか?

今回の記事では、これからの介護を支える「介護ロボット」についてを介護ロボット普及推進事業の資料をもとに簡単にまとめさせていただきます。

介護ロボットって?

まだ、歩み始めたばかりの介護ロボット事業ですが、日本各地でその取組はすすめられており、最近では、宮崎県内最大規模の福祉用具の展示会「特別セミナー&福祉用具展示会inみやざき2016」が催されました。【写真・参考:カクイックスウィング

なかでも気になったのが、東京都のイノフィスが開発した「マッスルスーツ」と、郡山市に生産拠点を建設しているサイバーダイン「HAL(ハル)」の2つで、今年6月から介護福祉士養成課程を置く県内の専門学校5校に無償貸与される試みも行われています。【参考:Yahoo!ニュース

株式会社イノフィス 腰補助用マッスルスーツ

イノフィス

  • ポイント①:人工筋肉を使い、最大約150kgの引張力を発生
  • ポイント②:どのような姿勢でも着用者が自然に動くことができる
  • ポイント③:最も重い標準モデルでも、その重量5.5kg

サイバーダイン HAL(ハル)

HAL

ポイント①:簡単&安全&コンパクト&軽い(2.9kg)
ポイント②:脳から筋肉へ送られる「生体電位信号」を読みとり思い通りの動きができる
ポイント③:料金は、2名までで10,000円

今後、介護ロボットってどうなるの?

「日本再興戦略」では「ロボット介護機器開発5か年計画」が盛り込まれており、ロボット介護機器の開発と導入に戦略的に取り組むこととされています。【参考:経済産業省

どこに重点をおいているの?

介護ロボット事業がどこに重点をおいているのかを知ることで、今後、どのような介護ロボットが開発されていくのかを知ることができます。
つまり、その施設に合わせた介護ロボットの導入を検討できるようになるのです。

  1. 移乗介助
  2. 移動支援
  3. 排泄支援
  4. 認知症の方の見守り
  5. 入浴支援

では、ここからは「経済産業省 ロボット介護機器開発・導入促進事業 介護ロボット機器一覧」を参考に公表されている最も新しい介護ロボット機器を紹介させていただきます。

1. 移動支援

移乗サポートロボット Hug T1(富士機械製造株式会社)

HUG

2. 移動支援

Panasonic 離床アシストベッド リショーネ

離床アシストベッド

3. 認知症の方の見守り

IDEAQUEST Inc. OWLSIGHT 福祉用 (施設向け)

OWLSIGHT-福祉用-(施設向け)

その他

その他にもたくさんの介護ロボットも多く作られていて、なかにはちょっと笑えてしまうようなものもあります。

介護ロボット普及推進事業のホームページでは「介護ロボットの一覧」というコーナーが設けられており、たくさんの介護ロボットを見ることができますので、よかったらご覧になってみてください。

まとめ

介護ロボットのイメージでは「高い」「でかい」「重い」でしたが、色々と調べてみると、最近ではそうでもなくなっているようです。

サイバーダインのHALに関して言えば、料金は2名までで10,000円と破格の金額ですし、安全・軽い・簡単を推しています。
知らなければなかなか手を出すことのできない介護ロボットですが、「高い」「でかい」「重い」が解消されていけば、浸透していくのももう時間の問題かもしれません。

楽に介護ができるようになれば、人的なところも支出的なとこも同時に解消されるかもしれませんが、介護ロボットが介護業界に本当に浸透するまでは、やはり問題も多く、時間がかかってしまうのも事実です。

「楽」はストレスを解消できますが、チームワークには多少しか影響がありません。

今後も介護にチームワークが必要な状況が続くのであれば、やはり直接的な介護だけでなく、帳票類等幾つもの面で改善を要し、考え方も今後新しいものになっていく必要があるのではないでしょうか?

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kumo

他も見てみたいという気持ちから特養、有料、ショート、デイ、訪問入浴で働いてきました。 特養では介護職として、デイサービスでは立ち上げから運営、そして現在は都内の施設で現場もこなす生活相談員として働いています。 自分の家族介護と介護士としての介護の経験が少しでも介護に悩む方の力になれたらと願っています。
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