介護保険を使えばとてもお得な「福祉用具貸与」の内容とポイント

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介護サービスの種類」という記事では介護サービスの種類を説明させていただきました。

それでは、それぞれの介護サービスの内容とポイントを説明していきます。

それぞれの介護サービスの内容とポイント、第21回目は「福祉用具貸与」です。

簡単に説明すると

利用者の心身の状況、希望及びその環境をふまえたうえで、適切な福祉用具を選定するための援助、その取付けや調整などを行い、福祉用具を貸し与えることをいいます。

【参考:厚生労働省 介護保険の解説 -サービス編 

これを簡単に説明すると、

利用される方の状態・希望に合わせた福祉用具を貸し与えてくれるのが介護保険サービスの「福祉用具貸与」です。

説明

【参考:厚生労働省 介護保険と福祉用具

その対象は?

福祉用具貸与を利用できるのは、居宅(ここでいう「居宅」には、自宅のほか軽費老人ホームや有料老人ホームなどの居室も含みます)で生活を送る、「要介護」と認定された人です。

【参考:厚生労働省 介護保険の解説 -サービス編 

福祉用具貸与の対象は以下の13品目です。(福祉用具11+付属品2)

どんなサービスがあるの?

【参考:厚生労働省 福祉用具貸与

ですが、誰でも使えるというわけではないのです。

要支援1・2、要介護1の方は保険給付の対象とならない福祉用具

以下の8品目の福祉用具は、要支援1・2、要介護1の方は原則保険給付の対象となりません。

  1. 車いす
  2. 車いす付属品
  3. 特殊寝台
  4. 特殊寝台付属品
  5. 床ずれ防止用具
  6. 体位変換器
  7. 認知症老人徘徊感知器
  8. 移動用リフト

要支援1・2、要介護1・2・3の方は保険給付の対象とならない福祉用具

自動排泄処理装置のみは、要支援1・2、要介護1・2・3の方は原則保険給付の対象となりません。

でも、どうやって選んだら良いのかわからない

福祉用具を選ぶ際、たくさんありすぎてどれを選んだら良いのかがわからないといったことも考えられます。

ですが、福祉用具を取り扱う事業所には、「福祉用具専門相談員」という福祉用具の専門家がいるので色々とアドバイスをしてくれるはずです。

利用料金の目安

福祉用具の貸与に係る費用の1割(一定以上所得者の場合は2割)は利用者が負担します。
ここでややこしいのが、対象品目によってその費用が異なるということです。

例えば、車いすを一台とったとしても、その金額は様々です。
下の図の車いすであれば、1ヶ月のレンタル価格が6462円なので、利用者はその1割である646円を支払うということになります。

【福祉用具貸与の種目別平均価格】 種目2

【参考:厚生労働省 区分支給限度基準額について

支給限度基準額は?

いくらまで介護保険を使っても良いのかという「支給限度額」に関しては、要介護度別に決められているため、他の介護サービスとの組合せの中で限度額に応じた福祉用具をレンタルする必要があります。

支給限度額・1割負担に関して「ちょっと良くわからない」という方は以前の記事「はじめての介護保険 一割負担と限度額」を参考にしてください。

居宅サービスの1ヶ月あたりの利用限度額
要支援 150030円
要支援 2104730円
要介護 1166920円
要介護 2196160円
要介護 3269310円
要介護 4308060円
要介護 5360650円

まとめ

福祉用具に関しては、ケアプランにおいて「必要」とされる福祉用具が貸与されるので、そこまで心配しなくても、悩まなくても、基本的にはケアマネージャーが利用者の状態に合わせて選んでくれると思います。

ただ、実際のところ「あまり使っていないけど家においてある」といった利用者も多く、少しでも出費を抑えたいというのであれば、その旨もケアマネに相談することをおすすめします。

私が見た中で、もっともすごかったのは、全てが鉄で作られたシェルター型のベッドでした。
シェルターとつくように地震対策としての効果があるようですが、「どうやってこれを運んだの?」と思わず思ってしまうベッドでした。
ちなみに、ご家族は「これも介護保険の対象内だったのよ」とおっしゃっていたので、介護保険の対象だとは思うのですが、詳しいことはわかりません。

使えるものはできるだけ使い、安全・安心が1割負担で得られるのだとしたら介護保険は使わないと損かもしれませんよ。

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kumo

他も見てみたいという気持ちから特養、有料、ショート、デイ、訪問入浴で働いてきました。 特養では介護職として、デイサービスでは立ち上げから運営、そして現在は都内の施設で現場もこなす生活相談員として働いています。 自分の家族介護と介護士としての介護の経験が少しでも介護に悩む方の力になれたらと願っています。
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