薬についての基礎知識 用法と誤薬の簡単な説明

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薬 事故

介護をする上で知っておきたいことの一つに「薬に関しての知識」が挙げられます。

今回の記事では、「薬についての基礎知識(用法と誤薬について)」を説明させていただきます。

簡単にパパッと見られるように必要最小限の記事にしてあります。

用法

用法とは、薬の使い方とタイミングです。

内用薬

内容薬の多くは、食事や睡眠などの生活習慣に合わせて服薬指示が出ています。

内用薬の内服のタイミングが主に食事を中心としている理由には、以下のようなことを考慮した上で決められます。

  • 忘れないようにするため
  • 最も効果的に吸収されやすいため
  • 効果が現れるのに一番良いとされているため
  • 副作用が出にくいため など

主な用法

食前

食事を取る直前に飲むのが食前薬です。
食事の吸収と同じタイミングで効果が出ることが主な目的です。

  • 糖尿病薬 など
食間

食事と次の食事の間、およそ食後2時間に飲むのが食間薬です。
食事の影響を避けることが主な目的です。

  • 胃粘膜保護薬 など
食直後

食事の後すぐに飲むのが、食後薬です。
副作用を軽減することが主な目的です。

  • パーキンソン病薬
  • 消炎鎮痛薬 など
食後

食後約30分以内に飲むのが食後薬です。
吸収をよくするためと、「薬=食後」というイメージを利用して忘れずに飲むことが主な目的です。

  • 抗真菌薬
  • 脂質異常症治療薬 など
就寝前

寝る前に飲むのが就寝前薬です。
副作用を避け、効果が現れる時間に合わせて服用することが主な目的です。

  • 緩下薬
  • 睡眠導入薬
  • 気管支拡張薬 など
起床時

朝起きてすぐに飲むのが起床時薬です。
副作用を避け、よりよく吸収するのが主な目的です。

  • 骨粗鬆症薬 など

誤薬

介護の世界では、薬の飲み間違いや飲み忘れなどに対し「誤薬」という言葉を使います。

どんな施設でも薬には細心の注意を払っているとは思いますが、事故というのはそれでも起きてしまうものです。
その大きな原因は、やはり一度に多くの利用者の服薬介助をするからではないでしょうか?

  • 飲み間違い
  • 飲み忘れ

事故が起きてしまったら

以下に2つの事例を挙げますが、その手順などもその施設によって異なってきますので、その施設のマニュアルに沿って対処するのが良いと思われます。

他の利用者の薬を飲ませてしまった

「他の利用者の薬を飲ませてしまった」という事故の対処としては、

  1. その薬を処方した医師に連絡し、指示を仰ぐ
  2. 受信の指示があれば受診する
  3. 家族に連絡をする

といったことが大切ですが、施設ではやはり上司や看護師に報告するのが優先になります。

定時薬を飲ませ忘れた

利用者の定時薬を飲ませ忘れた時は、

  • 気がついた時刻から次の服薬時刻までどのくらいの時間があるかを確認
  • 1日に何回服用する薬なのかを確認

薬が作用する時間や特徴などによって対処が変わるので、以上の2点を確認することは大切です。

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kumo

他も見てみたいという気持ちから特養、有料、ショート、デイ、訪問入浴で働いてきました。 特養では介護職として、デイサービスでは立ち上げから運営、そして現在は都内の施設で現場もこなす生活相談員として働いています。 自分の家族介護と介護士としての介護の経験が少しでも介護に悩む方の力になれたらと願っています。
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