介護に関わらなくても知っておきたい高齢者 五つのタイプ

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高齢者 5つのタイプ

アメリカの心理学者スザンヌ・ライヒャルトの五類型というものはご存知ですか?

この五類型に関しては、私の「介ゴ士目線」でも言及しており、今回はその「介ゴ士目線」に書いたものを参考に説明していきたいと思います。

現在、高齢者に関わっている介護職員、施設の方であれば、たくさんの高齢者を見ていることだと思います。

高齢者といっても人それぞれであり十人十色ですが、アメリカの心理学者スザンヌ・ライヒャルトは、高齢者の性格は大きく5つのタイプに分類できると言っています。

五類型とは?

その5つのタイプとは、

円熟型、依存型、防衛型、憤慨型、自責型です。

そして、これらは適応、不適応という面から分類されています。

では、まず3つの適応型、そして次に2つの不適応型を説明していきます。

適応型 3つのタイプ

円熟型

過去を後悔することもなく積極的に未来に希望を持つようなタイプ

依存型

現実を受け入れ物質的、情緒的な支えを与えてくれる人に依存し安心し楽に暮らそうとするタイプ

防衛型

老化していく自分を受け入れず責任感を強く持って活動し続けるタイプ

不適応型 2つのタイプ

憤慨型

自分の人生を失敗を自らの責任と後悔し自分を責めて塞ぎ込むタイプ

自責型

自分の過去や老いを受け入れず不満が他者への攻撃となってあらわれるタイプ

高齢者施設における五類型

上記のように高齢者の性格は、適応型、不適応型の面から5つのタイプに分類することができます。

高齢者施設などで働く介護職員の方であれば、もうおわかりいただけたと思いますが、介護職員や介護施設において、最も協力的でたくさんいてほしいのが円熟型の方であり、最もトラブルにつながりやすいのが自責型の方なのです。

介護施設における五類型

ですが、性格を適応型・不適応型と5つに分類することができるのは、高齢者だけなのでしょうか?

ここからは私の考えになってしまいますが、これは介護に関わる経営サイドの方も適応型・不適応型の面から5つに分類することができると思います。

ここでの経営サイドとは、介護施設の経営者や介護施設で働く施設長や支配人などの現場以外の施設関係者です。

では、経営サイドの方を5つに分類してみます。

適応型 2つのタイプ

望遠鏡型

自らの現場での経験を活かし現場を知ることを大切にしているタイプ

配管工型

自らも現場で働くことで現場の大変さを知るだけでなく、それによって現場、家族との良好な関係を作ろうとするタイプ

不適応型 3つのタイプ

バッタもん型

最初は福祉で働く人や高齢者のためや社会貢献と綺麗な理想を掲げたが、経営が厳しくなってくるにつれ最初の考えの欠片もなくなってしまうタイプ

ピンぼけ型

しっかりとした現場での経験がないがために介護の質を落とすことにつながるような考えを当たり前のように発言し実行しようとするタイプ

置物型

現場に一切関わる事もなく現場の職員からも何をしているのかが全くわからないタイプ

まとめ

高齢者だけでなく、経営サイド、介護士、そして家族にも不適応型の方というのは多くいます。

介護を必要としている全ての高齢者とその家族が適応型であり、介護を引き受ける介護士も現場以外の介護施設関係者も適応型であるのだとしたら、それこそ介護保険における利用者本位の自立支援、尊厳を大切にした介護というものは比較的容易であり、虐待や事故もなく全てがポジティブに進んでいくと思えるが、現状としては介護に関わる全ての人が適応型というのはあり得ないことであり、介護に関わる全ての人が納得できることなんてほぼないに等しいだろう。

【参考:介護士目線

私がお伝えしたいのは、高齢者であれば、適応型の方よりも不適応型の方の方が、丁寧で時間をかけた対応をされているというのが現実だということです。

それはトラブルを避けるが故のことであり、現在の介護の状況から判断すれば、致し方ないことでもあります。

ですが、少ない人数で業務を回していく上で、不適応型の方に人員・時間を取られてしまうと、結果的には適応型の方に対してのサービスの質はどうしても落ちていってしまうものです。

これは多くの介護士が抱えるジレンマでもあります。

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kumo

他も見てみたいという気持ちから特養、有料、ショート、デイ、訪問入浴で働いてきました。 特養では介護職として、デイサービスでは立ち上げから運営、そして現在は都内の施設で現場もこなす生活相談員として働いています。 自分の家族介護と介護士としての介護の経験が少しでも介護に悩む方の力になれたらと願っています。
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